VOL.2 SuR DEUX(シュール ドゥー) 店長 山辺浩二さん
1991年12月に1店舗目の「美容室SuR(シュール)」をオープンさせてから、30年。当初、わずか10坪の店舗に2人のスタッフからスタートしたSuRも、今や7店舗、スタッフは総勢70名を超えるまでになりました。
SuRがここまで歩んでくることができたのは、ひとえにたくさんのお客様との出会いがあればこそ。
“お一人おひとりに対して一期一会の気持ちで接したい” “ご来店くださる全ての方に綺麗になっていただきたい”————そのために[常に最高のおもてなしを]それが創業以来変わることのないSuRのモットーです。
———— 今日は美容室「SuR DEUX」の店長、山辺浩二さんにお話を伺います。最初にお店の概要やセールスポイントを教えていただけますか。
山辺さん オーナーの山田昭政が神戸市須磨区北落合に最初の店舗を構えてから30年余、美容室SuRは、私が店長を務めるBRANCH神戸学園都市の「SuR DEUX」のほか、神戸市垂水区や西区を中心に現在7店舗を展開しています。
当店はもちろんのこと、SuRはどのお店においても“人が一番の商品”。スタッフの技術とサービス、そしてホスピタリティー(=おもてなし)を何よりも大切にし、すべての根幹としています。
———— おもてなしの心が伝わるからこそ、お客様に愛されるお店であり続けることができるのですね。
山辺さん 地域の皆様から長年ご愛顧いただけるのは、本当に有難いですね。お客様からご家族やお知り合いの方をご紹介していただくこともありますし、ご家庭の日常会話の中に当店のことやスタッフの名前が出てくることもあるとか。そうしたエピソードを伺うと、嬉しいですし、励みにもなります。
———— 「SuR DEUX」では髪質改善にも力を入れていらっしゃるそうですが、一番のこだわりは?
山辺さん 当店ではAujua(オージュア)という薬剤を使用しているのですが、これは日本人の髪質のために作られたもの。単品で使うだけでなく、自由に組み合わせられるので「細く、からみやすい髪」「カラーやパーマなどによってバサつく髪」といった悩みや髪質に応じてブレンドすることもあります。
最初にしっかりカウンセリングをして、お客様一人ひとりに合うものを使っていく、まさにオーダーメイドのトリートメントです。
———— トリートメントの施術内容について教えてください。
山辺さん 髪のクセや乾燥が気になる方には四剤式(4ステップ)、髪のエイジングやダメージでお悩みの方には五剤式(5ステップ)をお勧めしています。
四剤式では1剤目でトリートメントのベースを作り、2剤目で栄養分を注入。3剤目でトリートメントを均一にして余分なものを除去しつつ不足分を補充、4剤目でコーティングというプロセスです。
五剤式は2剤目で1剤目に加えてさらに浸透を促すベースを作り、3剤目に栄養分を、4剤目はシャンプー剤を使ってより栄養分を染み込ませ、5剤目のコーティングで仕上げます。
———— とても細やかな施術なのですね!では、山辺さんが店長として心がけていることは?
山辺さん 美容を通してお客様に幸せになっていただきたい、それがスタイリストとして、またSuR DEUX店長としての私のモットーです。
SuRに勤めて約18年になりますが、店長という立場になる前と後では、働き方も責任の重みも変わりました。自分が一スタッフの時には正直、担当以外のお客様のことまで責任を持って見てはいませんでした。
でも、店長となるとそれではいけない。例えば指名のないお客様にスタッフをつけた場合など「きちんと接客できているか」「お客様は満足しているか」、常に目を配り、責任を感じるようになりました。忙しくなると、目の前の業務にばかり集中しがちですが、今は常に全体を見るように意識しています。
———— 最後に、お客様へのメッセージをお願いします。
お客様を綺麗にするための技術はもちろんですが、私たちは接客やおもてなしにも大きな比重を置いています。それはひとえにお客様に喜んでいただくため。全てのお客様に「また来たい!」と思っていただけるようスタッフ一同、誠心誠意努めておりますので、ぜひ一度ご来店ください。
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